【統合報告書】社長インタビューを深掘りして濃い読み物にするために必要なこと

統合報告書に掲載予定の社長インタビューが、いよいよ始まります。
担当者であるあなたは質問リストを片手に、社長に尋ねます。
「まず一つ目の質問です。今期の業績はいかがでしょうか?」
「業績? ああ、悪くないね」
「悪くない、と」
「うん、悪くないねえ」
「…………なるほど。では、次の質問です」
これは極端な例かもしれませんが、このような短すぎるインタビューを日々、経験している統合報告書の担当者さんは、決して少なくありません。
質問を終えて録音を聞き返してみると、もちろん中身は薄い。
でも、このままでは掲載できないからAIを使って言葉を無理矢理に足していく。
これでは社長ではなくAIのインタビューになってしまいますから、会社のビジョンや熱意は投資家に伝わりづらくなってしまいます。
感情を聞くことでインタビューは深みを増す
インタビューでうまく話を聞きだせないのは、相手に「事実」を聞いている場合が多いです。
「事実を聞いちゃいけないの?」
いえいえ、そんなことはありません。
もちろん事実を話してもらうことは大事なのですが、それよりも大切なのが「感情」を聞くことです。
経営者の多くは第三者的な視点を持つのが得意です。
それゆえ、物事を客観的な事実として捉えることができるので、事実を尋ねる形だと、どうしても答えが端的になってしまいます。
一方で、経営者はたくさんのことを考えています。
その思考や心の動きを聞くことで、インタビューは深みが増していきます。
「なぜ、そう思われたのですか」
「その時に抱いたのは、どのような感情でしたか?」
思考や感情を聞くことは、話をしている本人の心の整理にもなります。
話がどんどん膨らんでいくというだけでなく、社長もまた新たな気付きを得て、さらにインタビューが濃度の高いものになっていきます。
そのときの思考や感情を聞く。これができているかどうかで、インタビューの質はまったく別物になります。
一方で、社内の人間には本音を話しにくい…
社員が社長をインタビューするのには、質問の内容や仕方以前に、大きな壁があります。
それは、お互いに本音を隠してしまうということ。
インタビュアーの社員さんが「明らかに矛盾があるぞ」と気づいても、社長に指摘するのはかなり難しいですよね。
一方で社長の方も「ここで本音を言ったら、弱い人間だと舐められてしまうかも……」などと考えてしまい、本心を押し殺してしまいます。
これを防ぐ手立ては、正直ありません。同じ組織でそれぞれに立場がある以上、本音でぶつかり合うのは難しいです。
だからこそ、インタビューには外部の人間を使うのがおすすめ。
家族には言えないことであっても、初対面のカウンセラーには話すことができます。
社長にインタビューしづらかったり、社長に本音を話してもらいたかったりする時には、外部のプロにお願いするとよいでしょう。
誰と誰が話すかで、引き出される言葉は大きく変わってきます。
500冊以上の本を制作したプロが経営者の言葉もビジュアルも“編集”します
私たちは出版社・制作会社として、この約10年で500冊以上の本を世に送り出してきました。
書籍の編集者は、読者が最後のページまで読み続ける構成を設計するのが仕事です。
投資家が興味を引くインタビューを作るのはもちろん、ビジュアル戦略を含めて編集します。
カメラマン、スタイリスト、インタビュアー、編集者。
経営者のインタビューにプロが入ることで、どれだけ劇的に変わるのか。
少しでも興味をお持ちになられたら、まずはお気軽にご相談ください。
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