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資本論解体ノート 新資本論 Ⅰ

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■ 著者 行岡良治
■ 主な内容
 労働生産物は、対価として外化され、商品として疎外されている。その対関係に、価値は、交換価値として外化され、貨幣として疎外されている。
 時間は、人間を類的かつ歴史的に通過していく。と同時に、時間は、人間を個的かつ時代的に通過していく。そして、人間に類的かつ歴史的に通過した時間は、人間の社会的生産力の本質を意味している。また、人間に個的かつ時代的に通過した時間は、人間の労働の本質を意味している。
 マルクスが言う「妖怪のような…無差別な人間労働の…単なる膠状物」は、価値でも、商品価値でもなく、それは価値として結実する前段階の「空間化された時間」を意味している。
 マルクスは「商品流通は資本の出発点」である、という。マルクスはつまり、「商品流通」をとおして、資本は後天的に発生・誕生した、と主張している。しかし、…資本は、商品流通を含む人間のすべての経済(生産と交換)の出発点を意味している。…その意味において…マルクスは「資本の何たるか」をまったく理解できていなかったのである。
資本論解体ノート 新資本論 Ⅰ
A5判 並製 348ページ
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